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久光理事長の新年の挨拶

2019.01.01

新年のご挨拶
会員の皆様、そして弊団体のホームページをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、アメリカ大統領トランプ氏の「アメリカンファースト」が、世界をやや不安定にさせた1年でした。今年は、日本にとって、アメリカとの同盟国関係を維持し、経済・軍事両面で巨大化する中国への外交姿勢の確立、アメリカと同盟関係の中で、時にはノーと言える日本の外交的アイデンティティの確立も、大事な一年になると考えます。
さて、昨年の日本地雷処理・復興支援センター(以下JDRACとします)は、3年間続けてきた東ティモール自動車検査員養成事業を1月末で終了します。咋年末には、東ティモール国運輸通信省ジョセ大臣、南大使等のご臨席を頂き、生徒達への激励とJDRACに対し事業へのお礼を頂き、大変感激しました。この事業は、私どもが帰国した後、本当の成果が現れる事になります。日本の車検制度の精神が、東ティモール国の国情にマッチした車検制度に反映されていくこと、教育した学生が、東ティモール国の車検制度の活性化の推進役になってくれるものと信じています。
また、防衛省の能力構築支援事業の内、パプアニューギニアにおける陸上自衛隊中央音楽隊のパプアニューギニア国軍に対する能力構築支援事業の役務支援(通訳及び車両提供)などを実施しました。いずれの事業も、派遣員の奮闘により、成果を挙げる事が出来ました。特に、ASEAN首脳会議においてパプアニューギニア国軍音楽隊が安倍首相の前で演奏した「ふるさと」には感激致しました。防衛省事業では、新年早々、ミャンマー空軍及びASEAN諸国からの軍人の招聘事業の役務支援を実施します。防衛省のご期待を裏切ることのないよう全力で努力していきます。
新規事業につきましては、企画提案を外務省・防衛省・JICA等へ行い、事業化に向け努力して参ります。また、支援対象国も、これまでは東ティモール国だけでしたが、逐次、ASEAN諸国へと広げていきたいと思います。一方、JDRACが事業の内容に応じて各国へ派遣する専門家も、創立当初は、陸上自衛隊OBばかりでしたが、最近は、民間出身者が主力となることが多くなり、今年は、初めて海上自衛隊、航空自衛隊OBの方も参加して頂くようになります。理想としていたオール日本体勢へ一歩近づきつつあります。
今年が、皆様にとっていい年でありますよう祈念いたしますとともに、昨年同様、JDRACへの応援をお願いいたします。