JDRACの最新情報をお知らせ致します。
「遺骨収集」一度は聞いたことはあるけれど、実際どのようにしているのかは具体的には分からない。でも、なぜか素直に知らないと言い出せない厳かな雰囲気を、その言葉は醸し出している。 人気アイドルグループ「嵐」の櫻井くんが、「戦後70年特別番組 櫻井翔&池上彰 教科書で学べない戦争」でパプアニューギニアのラバウルで、手作業で掘り起こしたものは、人骨だった。太平戦争中に戦士した日本兵の遺骨である。
第二次世界大戦中、戦地で亡くなった人々の遺骨を日本に持ち帰る事業が、1952年サンフランシスコ平和条約締結後から、今に至るまで各地で続けられています。戦没者240万人、未だ約113万人の遺骨が放置されたままになっています。
厚生労働省は、遺骨収集事業を推し進めています。
当団体久光理事長も、昨年12月「ペリリュー島遺骨収集派遣団」に参加しました。厚生労働省職員自ら先頭に立ち、丸5日朝から晩まで土を掘り起こし、遺骨を探しました。それは気の遠くなるような地道は作業です。
5日間で9体しか見つけることは出来ませんでした。自分の目で探し、土を掘り起こし、手にしたものはあまりに軽く、久光理事長は驚いたそうです。若く散った日本兵のはかない夢の重さだったのかもしれません。
JDRACは、厚生労働省が実施する遺骨収集帰還等派遣団員を募集しています。
皆さんの手で、未だ祖国に帰れない人々を日本に連れて帰ってください。これほど技術が進歩し機械化が進む現代で、遺骨収集事業は私たち自らの手を使ってでしか出来ないのは、遠い僻地で待っているのが人であり、だからこそ私たちの手でしか、その術はないのかもしれません。
遺骨の悲しいほどの軽さに触れた時、あなたの中で何かが芽生えるでしょう。
■応募資格 男女とわず健康な方 18歳~75歳位(未成年者は親の承諾必要)
パスポートをご用意ください。また、会費(3,000円)の納入が必要です。
ご興味のある方は、JDRACまでご連絡ください。
電話 03-3239-6085
メール info@jdrac.org